「みの」さんと言えば「牝馬ウオッカ優勝のダービー」の思い出。あの時、安倍さんは……

 3月3日、テレビはどこも「みのもんた」の追悼番組。ちょぴり泣ける。

 思い出が沢山ある。

 ある日、浅草のすき焼き屋で二人で飯を食べ、外に出たら「この季節だから、ふぐ鍋が食べたい!」と言い出し、近くの河豚料理店に「はしご」。

 「みの」さんはよく食べた。

 一度だけ、奥さんとも一緒に食べた。両国の蕎麦屋が気に入って……奥さんはある日、電話を掛けてきて「朝番組もやるようになったので、夫婦で勉強しなければならいの。でも、時間がないから……毎朝、どの新聞を読んだら良いの?教えて」。

 「それなら、東京新聞が良い。バランスが良いから」と答えた記憶がある。

 「みの」さんは「夫婦」で番組を作っていた。

 牝馬ウオッカが優勝した日本ダービー(2007年5月27日 東京芝2400m)を思い出した。

 「競馬場に行ったことがない」と言うので、誘った。

 安倍第一次内閣の頃、農水大臣の不祥事で、安倍さんは窮地に追い込まれていた。

 農水大臣の代わりに、首相が観戦?

 安倍さんの秘書さんが「みの」さんに携帯を掛けてきて、代わった安倍さんが「みのさん、僕の見ている貴賓席で一緒に観ましょうよ」と誘って来たが、「みの」さん、「友達といるので、遠慮します」

 レースは「11年ぶり出走した牝馬」ウオッカが優勝。

フサイチホウオーが単勝1・6倍の大本命だったので、ウオッカから3連単で勝負した俺は200万円以上の大儲け。

 「みの」さん、俺もビックルしたが「みの」さんは「競馬って、そんなに儲かるのか?」

 レース後、競馬仲間と一緒に「鰻屋」。「みの」さんは満足そうだった。

 「みの」さんが翌日の朝の番組で「ダービーで一緒に見ていた知り合いが大穴を取った」と話したので、ちょっと恥ずかしかった(笑)

 この頃、都内赤坂議員宿舎で「ダービー」に行けなかった「松岡利勝農林水産大臣」が首吊り自殺。

 これを機に第一次安倍内閣は崩壊。

 イロイロな意味で、あの「2007ダービー」は忘れられない。

<何だか分からない今日の名文句>

ダービーも波乱万丈

内閣も波乱万丈

日本人も波乱だらけ?