20日から、東京神保町古書店街は「春の古本まつり」。千鳥ヶ淵のお花見の後は古本散策!と聞かされたが、まだ桜は蕾。【3 月20 日( 木・祝) ~ 23 日(日)11 時~18時(雨天中止 最終日は17時まで)】
矢口書店で「中央新聞記者・山根真治郎」(山根秋伴)の「日本花柳史」を買った。7000円。
山根は大正浪漫の頃の新聞記者。皿洗いなどしながら学資を稼ぎ、1907年に中央大学学法学部を1期生として卒業。
東京市長だった奥田義人の推薦を得て『時事新報』記者となり、1910年に『中央新聞聞』へ移った。
社会部長を務めた頃、この本を書いたらしい。
1500年ぐらいの「花柳史」を414ページにまとめている。
実家の「柳橋深川亭」の記述があるのでは?と探したが、P.128で江戸柳橋の説明。吉原と両国を出入する船の客が柳橋に集まった!とあったが、残念ながら「深川亭」の具体的な記載はなかった。
まあまあ、時間をかけて読むか。
山根は『国民新聞』へ転じて、相撲記者としての活躍。山根の名は回向院院の「角力記者の碑」に残されているらしい。
大正の記者さんは「何でも」やったんだ。
<何だか分からない今日の名文句>
遊女傾城が生まれたのは奈良?