豊洲の「消えた盛り土」も問題だが……「福島の汚染水」を忘れるな!
例の豊洲市場の建物の下に「盛り土」がされていなかった問題。石原慎太郎さんが、都知事在任中の2008年、地下にコンクリートの箱を埋める案に提案していたことある、と報道された。
やっぱり!である。
テレビのインタビューを見ると……
記者.局長にそういう話をした?
「局長から聞いたんでしょ私は。そんなものは知 るわけがない」
記者 ご自身の発言が影響したとは?
「私は専門家じゃないもの」
記者 そういう案を出したことは?
「ありません!」
政治家は平気で嘘をつく。
この問題も大事だが、もっと大事なのは、安倍さんの「汚染水はない」と大嘘をつき、メディアが、この「嘘」を容認していることだ。
東京電力福島第一原発事故は9月11日で5年半。東京新聞のヘリ「あさづる」が原発上空を飛んで、写真を写している。
3年前の夏、高濃度の放射性ストロンチウム汚染水が漏れた区域で、ボルト締め型タンクの多くが解体されて姿を消していた。
そこでは、耐久性のある溶接型タンクに置き換えるため、整地と六角形の基礎造り、溶接が同時並行で進んでいる。
撮影した記者は「『せっかく造ったタンクを壊して造り直し。こんなことで現場の士気が上がるものか』。増え続ける汚染水や被ばくと闘う作業員の姿から、対応が後手に回る東電への怒りがこみ上げた」と書いている。
何年か、経って、また政治家が「私は専門家でないから、知らなかった」と嘘を言うのだろう。
<何だか分からない今日の名文句>
石原さん、自分に嘘はつけないぞ!
自分に嘘がつけるのは「認知症」?