横浜のドン「藤木」という人物は?
政策情報誌「毎日フォーラム」の表紙は「日本の近代建築」の写真。いつも、楽しみにしているが、9日に届いた7月号は秋田県能代市にある「旧料亭・金勇」。明治23年創業の屈指の料亭だが、昭和12年に建てた新館は天然秋田杉を余すことなく使っている。
材木界の迎賓館として使われていたらしいが、惚れ惚れとした建物ではないか。貴重な表紙だ。
(毎日フォーラムの「牧太郎の信じよう!復活ニッポン」の今月号は「大相撲は国技か?」。モンゴルの力士が懸賞金を独り占めするなんて……「国技」の冠を返上すべきだ!と言うのが僕の意見だ。是非読んでほしい。と言っても、本屋にはないので、毎日新聞出版 03ー3212ー3259に)
月刊誌「リべラルタイム」8月号の「知事や代議士より偉い『地方のドン』」は面白かった。
特に「横浜のドン」藤木企業会長・藤木幸夫さんの話は興味津々だった。
藤木さんのお父さんは、浅草の八百屋の息子だった、と聞いていたが「船乗り」を目指して、横浜に入り、関東大地震の時と、救援物資の荷揚げで、頭角を現したらしい。稲川会系の大親分になった。
幸夫さんは「藤木企業の二代目」。早稲田出のインテリで、港湾事業で、絶大な力を持っている。
地元の代議士、小此木彦三郎(故人)とは、早稲田大学出身ということで「兄弟分」。その関係で、長いこと、小此木さんの秘書だった菅官房長官とは昵懇である。
この秋、カジノ法案が成立すると菅・藤木コンビが「横浜にカジノを?」と言い出すのではあるまいか。
これまで、藤木さんのことは、あまり報道されていないから、週刊誌も注目するだろう。
<何だか分からない今日の名文句>
ミナトには「沖仲仕」の哲学がある