沢田研二の「脱走兵」を歌って
「お暑うございます。毎日の顔、牧さんの若い頃、潔癖さが見え、ちょっと声を掛けたくなった訳です」で、始まるハガキをいただいた。
この「匿名の読者」には、僕の「安倍政権反対」の姿勢が「年寄りの潔癖さ」に映るのか?
「夏ばてせぬようお過ごし下さい」とある。
分かりました。もちろん、善意のお言葉と信じる。
でも、このままでは、日本は「アメリカの戦争犯罪」に加担することになる……「融通が利かない潔癖男」と言われても、やるしか無い!
8月25日「8・25 NHK包囲行動」に参加したい。
NHKが「戦争を煽るメディア」になって貰っては困る。
雨が降りそうだったが、天が味方したのか、ポツ…ポツ…で済んだ。
京都から参加した人が、沢田研二が歌う「脱走兵」を披露した。
痛烈な反戦!良い歌だった。
<何だか分からない今日の名文句>
大統領閣下 手紙を書きます
もしお暇があれば 読んでください
僕は今 戦争に行くようにとの
令状を受け取りました
いわゆる赤紙です
大統領閣下 僕は嫌です
戦争するため 生まれたのではありません
勇気を出して あえて言います
僕は決めました 逃げ出すことを
生まれてこのかた 父の死を見て
兄は戦場へ行き 子供が泣くのを見
悲しむ母を見ました
その母は墓の中 爆弾も平気 ウジ虫も平気
牢から出た僕に
愛する妻も 過去の愛しい日々も 魂さえない
明日の朝早く 忘れたい思い出を
部屋に閉じこめて 僕は旅立つ
行く先決めず 見知らぬ国から
この世の果てまで
声高らかに “ ノン ”と言うのだ
戦争を拒否せよ
我らは同じ人間 血を流したいなら
どうぞあなたの血を
猫をかぶった みなさん お偉い方々
僕を見つけたら どうぞご自由に
撃ってください!
撃ってください!
( Le déserteur / Boris Vian )