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バナナの叩き売り
遊びすぎたので、忙しくなってしまい、5日6日のブログお休みさせていただきます

 世の中、物騒だ。世界が物騒だ。
 中国雲南省の昆明駅で、1日夜に武装集団が170人以上を無差別に殺傷した事件。
 事件現場で新疆ウイグル自治区の独立を要求する組織「東トルキスタン・イスラム運動」の旗が発見されたいう。
 中国の一部の地区では、ウイグル族が宿泊するとすぐに警察に連絡しなければならなくなったらしい。
 中国にウイグル族に対する憎しみが広がる。
 昆明駅前では2日昼ごろ「政府に新疆の暴徒を一人残らず殺害することを要求する」という赤い横断幕が登場したらしい。
 中国政府はピンチだ。
 国民の関心を外敵ニッポンに向けざるを得ないのでは?
 日本も安閑としてはいられない。
 物騒だ。
 3日は一日中、門司港周辺を歩いた。
 栄町銀天街→元遊郭の清滝界隈。坂でも歩いた。
 「バナナ叩き売り発祥の地」を見つけた。
 実は、江戸っ子の当方、小さい時から「バナナの叩き売りは東京・上野、アメ横で始まった」とばかり思っていた。
 調べてみた。
 バナナは明治30年ごろ、中国大連から、初めて門司港にやって来た。その後。台湾から大量に輸入され、明治34年に始めて「叩き売り」が登場したらしい。
 バナナは完全に熟していない「青いうち」に運び、問屋(室と呼ばれていたらしい)で熟成させて、各地に出荷されるのだが、輸送中の船内で熟成が進みすぎたり、傷がついたものは商品価値が大きく落ちてしまう。
 そこで、痛む前に、門司港につながる「桟橋通」で売ったのが「バナナの叩き売り」の始まり。
 門司港で「バナナの叩き売り」が始まった理由は、当時、鉄道の九州の玄関口が門司港だったためだろう。
 当時、物資を運ぶためには鉄道が主。だから、九州の玄関口の門司港には、今でも「九州の起点」として「0哩の塚」がある。
 それにしても、門司港は面白かった。
 ちょっと滞在を伸ばした。
 また、行きたい。

<何だか分からない今日の名文句>
春よ3月 春雨に 弥生のお空に 桜散る
奥州仙台 伊達公が 何でバナちゃんに ほれなんだ
バナちゃんの因縁 聞かそうか? 
生まれは台湾 台中の 阿里山麓の 片田舎 台湾娘に 見染められ ポーッと色気のさすうちに
国定忠治じゃ ないけれど 一房二房 もぎとられ 唐丸かごにと 詰められて 阿里山麓を 後にして ガタゴトお汽車に 揺すられて 着いた所が 基隆港 
基隆港を 船出して 金波銀波の 波を越え 海原遠き 船の旅 艱難辛苦の 暁に ようやく着いたが 門司ミナト! 
門司は九州の大都会 仲仕の声も 勇ましく エンヤラドッコイ かけ声で 問屋の室に 入れられて 夏は氷で冷やされて 冬は電気で うむされて 80何度の高熱で 黄色くお色気 ついた頃 バナナ市場に 持ち出され 一房なんぼの たたき売り!
サアサア買った! サア買った!
(啖呵売の口上)