「オイルショック以上なら戦争だ!」
安倍首相の答弁は狂っている
14日からの集団的自衛権の行使容認を巡る衆院予算委員会。その「やり取り」は、とても、民主主義の、平和日本の国会とは思えない。
安倍さんは「武力行使の新3要件」に基づく戦時の機雷掃海について「機雷による(中東・ホルムズ海峡の)封鎖は日本経済に打撃を与え、多くの中小企業が被害を受ける。3要件で判断する」と答弁した。
「経済への影響」を理由に武力行使できるという解釈である。
武力行使の理由は「政府が情報を総合して個別・具体的に判断する」と述べたから、時々の内閣が「その日、その日の出来心」で決められる。
具体的には▽攻撃国の意思や能力▽日本に戦禍が及ぶ蓋然性▽国民の犠牲の深刻さ、重大性ーーなどが判断材料?
原油輸入が滞ると「結果として多くの倒産が起き、多くの人が職を失うかもしれない。かつてのオイルショックを上回れば多くの製造業が死活的な状況になる。(武力行使を)選択肢として考えておく必要がある」と安倍さんは胸を張る。
突然「中小企業」という言葉が出たきたのにはビックリしたが……不景気になれば「経済のための戦争」を始める!という狂気の答弁ではないか?
憲法9条は「破棄」されたも同然である。
こんなことが、白昼、堂々と答弁できるなんて……考えられない。
親しい友人は、15日も国会前の抗議集会に参加したようだが……ともかく、世論の力で、狂気の安倍内閣を粉砕しなければ日本は本当に「軍事大国」になってしまうぞ!
15日昼、久しぶりに毎日新聞社へ。あるテーマで、社長、主筆ら幹部の皆さんから、意見を求められた。
もちろん、このテーマは、最大級の経営判断に関わるもの。
僕の意見を通そうとは思わないが……意見聴取が単なる「儀式」でないことを祈る。
<何だか分からない今日の名文句>
小メディアに「多様な選択肢」がある