「松島や ああ松島や…」の安倍さんに
尊い「十善戒」を教えたい!
安倍さんは「松島や ああ松島や 松島や」と嘆いた、という。
小渕優子さんに次ぐ、松島みどりさんの辞任。
松島さんは「別に悪いことをした訳ではない。安倍内閣のために辞めるんだ!」という意味の「捨てゼリフ」。
(僕は本気で「辞めるべきではない!」と思っているが、その理由は、来週の「サンデー毎日」で書くつもり。来週は、11月3日の月曜日が休日で、毎日新聞の夕刊コラムがお休みなので……)
さて、この「捨てセリフ」に、安倍さんは「お前がドジだったのに……」と言いたかったが……もともと「ドジな松島」を選んだのは、安倍さん自身だから仕方ない。
女性閣僚を5人!と決めたのが大失敗。あの人はダメ、この人もダメ、じゃあ誰にするか? 時間ギリギリに選んだのが「松島」だった。
松尾芭蕉は「奥の細道」で松島を訪れた時、あまりの絶景に「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだ……とされるが、安倍さんは「永田町の断崖絶壁」に、ただただ、絶句して「ああ松島の野郎!」である。
(実は、この俳句、 芭蕉の作品ではない。江戸末期の狂歌師「相模の田原坊」が作った『松嶋や さて まつしまや 松嶋や』がオリジナルではないか?田原坊が作ったは「観光地・松島の宣伝コピー」である)
永田町の断崖絶壁は例の「宮沢さんSMバー」に続く。この事件は「立法府劣化のシンボル」ではないか?
永田町は、早くも「ポスト安倍」を囁く向きもあるとか?
そんな時、安倍さんは?
平常心に立ち戻ればいい。
仏教の教えには「人がしてはならないこと」がある。
「十善戒」である。
これを念ずるのだ。
①不殺生(ふせっしょう) 生き物を殺さない。
②不偸盗(ふちゅうとう) 盗みをしない。
③不邪淫(ふじゃいん) 不倫をしない。
④不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。
⑤不綺語(ふきご) お世辞を言わない。
⑥不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。
⑦不両舌(ふりょうぜつ) 二枚舌を使わない。
⑧不慳貪(ふけんどん) 欲張らない。
⑨不瞋恚(ふしんに) 妬まない。
最後は、不邪見(ふじゃけん)。 誤った見解を持たないことである。
安倍さん!
この「十善戒」を守るひとを、後任大臣に選べば良いんだ。
えっ、そんな人、永田町にいる訳ないじゃないか?
安倍さん!
そう言うのなら、専売特許のような「美しい国」を使いなさんな!
安倍さん、あなたが、嘘つき人間になってしまっているのが、問題なのだ!
さて、週末の報告。金曜日は「みのさんの古希のパーティー」。参加者1000人。盛大だが……何やら、義理とお世辞と悪口雑言が入り混じり……僕には、似合わないので、途中で退散した。
入り口で、やって来た「民主党の海江田さん」とバッタリ。20年ぶりだ。朝番組のコメンテーター仲間。仲は良かった。
お互いに「がんばれよ!」と言ったけれど……苦労しているんだろう。
政治家なんかに、ならなければ良かったのに。
日曜日の菊花賞は大穴を狙ったが……まあ、天皇賞があるじゃないか!!!の気分(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
「私は女性を登用した?」
それを言うなら
安倍さんは女性を「利用」した