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事件記者の「ほろ苦い青春」

 9日夜、親友の「宗チャン」、毎日新聞の先輩の「沢さん」と地下鉄・浅草線の人形町駅で落ち合い、例の「京◯」へ。(最近は人形町ばかり行く)
 何年ぶりだろうか?
 「宗チャン」は産経新聞の名物事件記者。駆け出しの新潟支局時代のライバル?
 サラリーマンとしても優秀だったのか、サンスポの代表まで務めた。(昭和42、43年頃の新聞各社の新潟支局の若手は、それぞれ出世して、朝日の「アキヤマ」も社長になった。出世しなかったのは僕だけ)
 「沢さん」は毎日新聞社会部警視庁クラブに配属された時の上司。人情味溢れる先輩だった。
 なぜか「宗ちゃん」と「沢さん」は、最近、新宿の雀荘で、月に一度お手合わせしているらしい。(「沢さん」はカラオケは抜群の歌唱力だが、麻雀は下手くそだったのに)
 その麻雀の最中に「(共通の友人である)マキに会おう!」ということになったらしい。
 「宗ちゃん」は現在、71歳の好々爺。白髪。「沢さん」は75歳の一人暮し。オツムが光っている。
 どうしても、昔話になる。
 ところが、それぞれの記憶が微妙に違う。
 「宗ちゃん」は新潟古町の夜の街で、ホステスさんの人気者だった。だと言うのに、「宗ちゃん」が言うには「マキは女にもてた!」と具体的に、あのこと、そのことを列挙する。
 嘘言うな!
 ただ言えることは……二人とも取材力は未熟で、新潟日報とNHKの報道に遅れを取り、いつも、上司から怒られていた。
 新潟は、新潟は……ほろ苦い青春だった。
 「沢さん」は警視庁クラブにいた頃、「碑◯谷一家解散」をスクープして、一家の幹部に抗議され、大変なことになった、と思い出話をしたが……僕には記憶がなかった。
 もし本当なら、ごめんなさい。
 僕の知らなかった「秘話」も幾つも登場した。
 「宗ちゃん」は警視庁防犯担当の頃、最近、亡くなった大スターの「クスリ疑惑」を追っていた!という。
 そんな昔もあったんだ。
 話が弾んで、午後5時から10時まで。
 定期的に会おう!と別れたが、二人とも元気だった。
 10日朝のワールドニュース。気になったのはイギリスBBCの報道。
 アメリカCIA=中央情報局が過去に行っていた拷問の実態が10日、報告書の形で公表されるという。
 9・11同時多発テロをきっかけに、当時のブッシュ大統領の許可で、テロに関わった可能性がある被疑者に行った拷問の数々。容疑者を板に固定し、布をかぶせた顔に40秒以上続けて水を流す「水責め」など。
 世界各地で反米感情が高まる可能性があるのでは……

<何だか分からない今日の名文句>
「思い出」だけが人生だ