俺は「狂乱往生」かな?
週末、とあるモールの書店で、CD付きの「般若心経」の本を購入した。
末木文美士さんの「仏典を読む 死からはじまる仏教史」を読んで見たが、正直言って、難しくて……
その点、この「般若心経」の本は「大本山 建長寺」の監修。仏教の成り立ちが、解りやすい。
昨年10月、70歳になってから、急に「往生」のことを考えるようになった。(作家・遠藤周作は「70になると、あの世から囁きが聞こえてくる」と書いている)
平均寿命で、逝くとなると、あと10年ちょっとだ。
どんな死に様になるんだろう?
往生には四種あるらしい。
一つは正念往生、『阿弥陀経』に、「心不顛倒即得往生」。こころを取り乱すことなく、極楽世界に行ける。
二つは狂乱往生。『観経』は、下品に説きて「十悪・破戒・五逆、はじめは臨終狂乱して手に虚空をにぎり、身より白き汗をながし、地獄の猛火現ぜしかども、善知識にあうて、もしは一声、もしは一念、あるいは、十声にて往生す」とある。
南無阿弥陀を10回、唱えれば往生できる、というが、これは大変だ。
三つには無記往生、四つには意念往生。
この辺りのことは、まだ、よく分からない。
まあ、10年かけて「死に様」を勉強するか?
この週末も、競馬は我慢した。
何となく、馬券で大儲けしたら、仏になれないような気もして(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
お前でも 必ず乗れる 霊柩車(笑)