表紙を変えるな!と言いたいが
サンデー毎日が出版部門の分社化に合わせて、表紙を変える!と聞かされた。
綺麗な表紙なのに。やっと定着したのに……
素人は、部数が減ると、すぐ表紙を変えようとする。
そして、必ず失敗する。
なぜ、さらなる部数減に陥るのか?
ド素人は、表紙を変えると新しい読者が付くと勘違いするが、この忙しいご時世、週刊誌の表紙に興味を持つ人はまずいない。
新しい表紙に感動して、300円?400円のカネを払う奇特な人は……まずいない。
表紙改革は急務!なんて思うのは、新聞の世界しか知らない人の大いなる誤解だ。
今、週刊誌の使命は、今の読者が逃げるのを食い止めることだ。
そして、かつての読者が戻ってくるのを待つ。
週刊誌が新しい読者を獲得するなんて幻想だ。
去っていった読者が、サンデー毎日を思い出させるための努力は、「充実した刺激的な紙面」。
思い出させるには、今のままの表紙が良いに決まっている。
数少ない「部数を増やした元編集長」が言うのだから、間違いない(笑)
週刊文春、週刊新潮が表紙を変えたか?
サンデー毎日の編集長は、その辺のことを知っているから……多分、ド素人の上司が勘違いしているか、コストを下げる工夫なんだろう。
相談されたが、「君の責任で決めれば良い」と、答えるしかなかった。
これ以上、正論を吐くと連載を止めさせられるかも知れない(笑)
過激派組織「イスラム国」が3日、ヨルダン軍パイロット、ムアーズ・カサースベ中尉を殺害したとする画像をネット上で公開した。
次々に起こるテロ地獄。
テロは許せない。
根絶しなければ。
でも、これは難問題だ。
中東のテロ集団は、アメリカの戦略が産んだ「鬼っ子」のようなもの。
アメリカのアフガニスタンやイラクへの侵攻という「集団テロ」の結果、多数の市民がなくなっている。
その理不尽な思いが、中東にこびり付いている。
「イスラム国」を産んだ責任はアメリカにもある。
「イスラム国」がなくなっても、この地に、反アメリカに、反ヨーロッパのテロは続くだろう。
日本国よ! 冷静になれ!と、言いたいが、安倍内閣を批判するのは国賊だ!と言われそうで……風当たりは強い。
まあ、慌てずに、行くか?
<何だか分からない今日の名文句>
命あっての物種