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ドラマ「剣と花」に似る国論二分?

 今週から見ている韓国ドラマ「剣と花」。
 ストリートは奇想天外で真実味がまるでないが、それより「高句麗末期の政治状況」が面白い。
 随を退け中原を制した唐が、半島の覇権を狙い高句麗を脅かしていた。
 しかし、高句麗では、唐との和親政策を進める第27代王コ・ゴンム(栄留王)と唐との即時開戦をとなえるヨン・ゲソムン将軍が対立していた。
 ヨン・ゲソムンは、かの国の歴史的英雄の一人。
 642年に北方に千里長城を築造し、唐の侵入に備えた。大国派である。
 その年のうちに、唐との親善を図ろうとしていた第27代王・栄留王、および伊梨渠世斯ほか180人の穏健派貴族たちを弑害しクーデターに成功。
 栄蔵王を第28代王に擁立して、自ら大莫離支(大統領のよなもの)に就任した。
 和解か? 交戦か?
 平和憲法か?集団的自衛権か(アメリカの従属化)?
 なにやら、今の日本に似ている。
 このドラマは、国王の一人娘ソヒ王女とヨン・ゲソムン将軍の庶子チュンとの許されない禁断の愛を描いたもの。
 ヨン・ゲソムンと奴婢の母親との間に生まれたチュン。
 ある日、父に会う機会を求めて王族を奇襲した唐の人質を見事に射殺する。
 しかし、やっと会えた父には、“お前の居場所はない”と追い払われ、失望したチュンは平壌城を去ろうとするが町で会った女性と一目で惹かれ合う。
 その女性こそ父ヨン・ゲソムンの政敵である国王の一人娘、ソヒ王女だった・・・。
 24日朝、第16話。今日中に、全部見てしまいそうだ。

<何だか分からない今日の名文句>
花は切られても、切られても、また咲く。
そのうちに……剣は錆びる