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8月15日「天皇のお言葉」に注目!

 昨日(7月1日)に続き、安倍さんの「戦後70年談話」について触れたい。
 30日夜、BSフジ番組で、北岡伸一国際大学長(戦後70年談話に関する安倍晋三首相の私的諮問機関で座長代理)が「先の大戦は植民地支配と侵略であり、この反省の趣旨を談話に盛り込むべきだ」と話した。
 以前にも、北岡さんには、こうした発言はあったが、この時期に、あえてテレビで、持論を展開するのは、どんな意図があるのか?
 それは「70年談話」の性格が変わるからだろう。
 村山談話のように「閣議決定」されるものではなく「安倍個人の心情の発露」という形に変えようというのが、官邸の作戦?
 そして、発表の時期を「終戦記念日」より、早めようとする動きが出ている。
 いずれにしても、安倍周辺は「70年談話の重み」を軽くしようとしている。 幾分、世論の潮目が変わり「安倍独裁のイメージ」を薄めなければならない!と側近たちも気付いたのだろう。
 だから、北岡さんも気が楽になって「持論」を述べたのではあるまいか。
 では「安倍個人の談話」はいつになるのか?
 8月15日ではなく、8月6日の広島原爆忌の記者会見が、その場所になるのではないか?と予測する。
 となると、8月15日に注目されるのは「天皇陛下のお言葉」である。
 安保法制法案の成立が山場を迎える時期に、天皇がどう話されるのか?
 それをメディアがどう捉え、世界に、どう発信するか?
 天皇は「植民地支配と侵略」をどういう表現で語られるのか?
 これは重い、重い「お言葉」になるだろう。
 日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である「天皇」のお言葉である。
 行政のトップで、次々に代わる首相の「個人的な見解」とは違う!
 メディアは、この「お言葉」に注目すべきだ。
 1日の夜は、雨が止んだので、後輩記者と、それこそ5年ぶりに、赤坂の「K」へ。
 「驚くべき話」の数々を聞いた。
 これは、明日以降、折に触れ、書くつもり。

<何だか分からない今日の名文句>
象徴天皇は
「政治家の独裁」を許さぬために存在する