足の爪をもぎ取って出血!
3日午後、高原の街から帰京。
今、4日午前2時。寝つかれず、真言宗豊山派の雑誌「光明」をバラバラ。特集「祈り継ぐ、あの日をあすに 東京大空襲」を読む。
日本本土への初めての空襲は、昭和17年4月18日だったーーとある。そんな早くから、アメリカの攻撃を受けていたとは知らなかった。
多分、報道管制があって、誰も知らなかったのだろう。
昭和20年3月10日の大空襲。隅田川沿いは、焼け野原。栄養不良で亡くなった赤ん坊を木箱に入れ、自転車で火葬場に運んだ話。涙が出た。
戦争は断じて、許されない。それにしても、人間は、切ない、儚いものだ。
生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し……生死は繰り返す。
読みながら、無意識に、足の爪をいじっていて、捥ぎ取ろうとしたのだろう。気がつくと、出血。
慌てて、マキロンを探す。ドジだなあ。
また、旅に出たくなった。
旅行雑誌を探して、一人旅の特集を次から次へ。
一人旅の失敗談が面白い。
「帰りの切符を宅急便で家に送った」。ありそうな話だ。
気をつけよう、ドジな人生ばかりだから。
<何だか分からない今日の名文句>
虚空尽き 涅槃尽き 衆生尽きなば
我が願いも尽きなむ