日大名誉教授に2000万円貸した超大物とは?
只今、関西を旅行中。
“地元”では、日本大学法学部の山岡永知名誉教授が「10年ほど前、当時現役だった山口組の元幹部に事業資金として2000万円借金した」と認めた件が話題になっている。
2000万円を「まだ返していない」と話す教授も大物だが、長いこと、返済を求めなかった「山口組のお方」も大物だ。
どんな人なのか?
“地元の方”は「岡山だろう」という。
「岡山の方」というと、大石組の初代、大石誉夫さん、ということになる。
大石さんは、愛媛県新居浜市の出身。昭和8年生まれだから、かなりの高齢だが、東京・銀座の夜の街では今でも「カネ払いの良い実業家」で通っている。
昭和30年代に数人の子分を引き連れて岡山に進出。地元組織との抗争を繰り広げながら急成長。田岡三代目の直参になっている。
その後、 竹中正久四代目体制が発足すると舎弟、渡辺芳則五代目体制が発足すると舎弟頭補佐。常に、執行部にいた。五代目体制発足直後には「山一抗争」の終結に反対して山口組を脱退した竹中組に対してショベルカー特攻をかけるなど、武闘派だった。
とは言え、今流の経済最優先のヤクザ。
6代目体制では「顧問」に就任したが、平成24年、高齢を理由に引退している。
この人、カタギとの付き合いも多く、関西では「大石さんと芸能人」との秘密の交遊が話題になっているらしい。
実は「教授2000万円借りっ放し」事件が、公になった背景は……諸説あるらしい。
大石さん周辺の経済困窮説、日本大学内部の権力抗争説、山口組分裂の副作用説……あてにならないけど。(二代目大石組はトップが「6代目山口組」に残り、若い衆の多くが「神戸山口組」の岡山の池田組に移った、という説がある)
さて、そろそろ、旅も終わりにするか?
もう一度、名古屋方面に寄ってから、日曜日には帰京するつもり。
京都は街中でも紅葉。寒くなっている。
<何だか分からない今日の名文句>
カネの切れ目が縁の切れ目