岸井成格を貶める「本当の理由」
「永遠の処女」 原節子さんが亡くなっていた。
実は、原さんの作品を見た記憶がない。高校の頃、東宝創立三十周年記念作品『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』を見たが、原さんが「大石内蔵助の妻りく」を演じていた、と後で聞いたが、まるで記憶がない。
むしろ、引退後の「謎の生活」が興味の対象だった。あの美女はどこで暮らしているのか?週刊誌の編集長の頃「永遠の処女は今」を撮せ!としょっちゅう、注文していた。
鎌倉市で親戚と暮らしているという情報だったが、95歳まで、ご健在だったのか?是非是非 「永遠の処女」の晩年が読みたい。
「放送法遵守を求める視聴者の会」というヘンな名前の組織が11月中旬、産経新聞朝刊、読売新聞朝刊に、TBSの看板ニュース番組『NEWS23』のアンカー、岸井成格(僕の友人)にイチャモンをつける前代未聞の意見広告を出した。
『NEWS23』で、岸井が「メディアとしても(安保法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と話した。これを「放送法」第4条をもち出して〈岸井氏の発言は、この放送法第四条の規定に対する重大な違法行為〉と主張する面々。 安倍内閣を批判したら捕まえるぞ!という意見広告である。
そして、今度は、雑誌「WiLL」新年特大号である。
「“TBSの顔”岸井成格とは何者か」という記事。読むに耐えない「品位」に欠けた文章。どんな人物が書いているのか?
極右の人たちが、安倍政権に批判的な岸井君を番組から、引っ張り降ろそうとする策謀なのだろう。
TBS はすでに後任の人選に入って、内々に打診もしている、という噂まである。
後任として名前が上がっているのは、朝日新聞特別編集委員の星浩氏。星氏は優秀な記者である。ただ、朝日では保守派寄りの政治部記者といわれる人だ。
岸井が契約切れになる3月をめどに、交代させる方向?
しかし、そうなると、TBSが安倍政権に屈することにならないか?不愉快だ。
極右陣営の『NEWS23』攻撃、岸井攻撃に屈するな!
頑張れ!良識のTBS!
<何だか分からない今日の名文句>
年末は「メディア潰し」の季節