週刊文春だけに「タレコミ」が続くのか
週刊文春のスクープが続く。今、日本で起こっている「ちょっと気になる話」は、ほとんどが“週刊文春発”である。
10日発売の今週号は「育休国会議員の“ゲス不倫”撮った」。
例の育児休業取得を宣言した自民党の宮崎謙介衆院議員が、妻の金子恵美衆院議員の出産直前に不倫していた、という話。結構、面白い。
多分、かなり具体的な情報が週刊文春に提供されているのだろう。
この種の「政界スキャンダル」は、週刊新潮、週刊文春が得意技だが、このところ「文春」の独走!。なぜ、週刊文春に「タレコミ」が殺到するのか?
第一の理由は、週刊文春が部数第一位の週刊誌であること。情報を提供した人物にしてみれば、出来るだけ、多くの人に読んでもらいたい。
第二の理由は(当方の想像でしかないが)「情報に対するマージン」が他誌に比べて割高なのではないか? まあ、それにしても、精々、5000円から10万円の取材謝礼だと思うけど。
第三の理由は、週刊文春に代表される出版系週刊誌は、権力に迎合することなく、政治家のスキャンダルをすっぱ抜く。なんの躊躇もなく書く。
週刊朝日、サンデー毎日の新聞系も、権力に迎合することはないのだが、世間には「新聞は権力に弱い」という印象が強いのだろう。
それに、決め手は週刊文春の取材力。圧倒的である。
ともかく、世の中を動かすのは週刊誌。新聞はもう少し、頑張らなくては。
<何だか分からない今日の名文句>
週刊文春は「磁石のような雑誌」
(名編集長・花田起凱)