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田中京が「父」を書く「角栄本」

 サンデー毎日が奮闘している。

 今週のトップは「角栄ブームは『政治劣化』への警鐘だ!」。 自民党総務会長・二階俊博のインタビュー。二階は「先生を超える人に会ったことはありません」と話している。(聞き手は松田喬和・毎日新聞特別顧問)。早くも、話題になっている。

 高等小学校卒で、一国のトップに上り詰めた「秘密」とは?

  “コンピューター付きブルドーザー”の異名をとった田中角栄は没後23年。未だに「角栄本」が売れる。「今、角サンがいたら……」と思う人が多いのだろう。

 話題の「角栄本」「角栄コーナー」の中で、気になるのは、日刊ゲンダイの「父・角栄をおもえば」。音楽評論家の田中京が書いている。

 田中京は、角栄と神楽坂の芸者・辻和子の長男として生まれた人物。 日本大学卒業後、レコード会社を経て、1996年に銀座でバー「アールスコート」を開店。閉店後は執筆活動をしているらしい。

 異母姉の田中真紀子は腹違いの兄弟たちがこの世に存在していること自体、快く思っておらず、父・角栄の葬儀の際、彼らの焼香さえも決して許さなかった。

 そんな仕打ちを受けた「田中京」の角栄本。読み応えがある。

 それにしても「田中角栄」は、商売になる。

 サンデー毎日は大々的に「角栄特集」を組み、表紙に「角栄のヒゲ面」を使ったらいいのに。売れるぞ!

<何だか分からない今日の名文句>

流した汗は決して嘘をつかない

(角栄語録)