Monthly Archives: 4月 2016

舛添知事の公用車は問題ない。「毎週の湯河原」が異常なんだ!

 日刊ゲンダイの「スクープドック咆哮記」を愛読している。週刊文春のスター記者だった中村竜太郎さんの「自慢話」。スクープの裏側が、ちょっぴりだが明らかにされている。

 昨日の連載136回を読んで、感激した。

 「新橋のサウナにいた年配客が同僚に『文春のあの記事読んだか?すごく面白かったぞ』私の書いた記事の話をしていた。もちろん、自分とは言わないが、それを聞いて、私は涙が出るほどうれしかった」と書いている。

 まさに、コレなのだ!

 記者稼業はカネでも、名誉でもない。読者が喜んでくれて、ナンボだ。僕も(ホンの少しだが)世の中をアッと言わせた記事を書いた時、中村さんと同じような「嬉しい経験」がある。

 今、大新聞の記者は「涙が出るほどうれしかった」ことを経験しているのか?

 スクープの味を知らない奴が社内的に出世して、偉くなると、御身大事!とスクープを自主規制している現状。「あの新聞は面白くない」と言われているのが分からない。

 新聞は週刊文春にやられてばかりだ。

 さて、この週刊文春の今週号は<告発スクープ >添知事 公用車で毎週「温泉地別荘」通い

 東京都の舛添要一知事が、2015年4月~16年4月の1年間に、計48回、神奈川県湯河原町の別荘に行っていた!というスクープである。

 文春の記者さんは「庁有車運転日誌」を入手していた。お見事である。なぜ、新聞記者は気がつかないのか?

 でも、この公用車使用は問題ない!と思う。どこにいても、知事は公人だからである。

 問題は、年に48回も湯河原に行く「感覚」である。異常である。

 おかしな人間を知事に選んだ「都民」は、恥をかいている。

<何だか分からない今日の名文句>

都知事は「裸の王様」だった