貧乏人にも「桜」は平等だが……
3日は野暮用先で花見。花曇り。
車椅子の老人が家族に連れられて、隣の桜の下にやって来た。もう、一組、また、もう一組。
気の所為か、桜の季節になると、車椅子姿が目立つ。
身体は不自由だが、幸せなんだろう。家族と一緒に花見が出来れば、それだけで幸せなんだろう。
野暮用先に近い「東京・山谷地区」は通ると「年寄りが多いな」と思うことが度々だ。殆どが、一人で歩いている。相棒がいない。車椅子なんて見たことがない。
かつて、山谷は「日雇い労働者の街」だったが、今は「終着の街」。150軒ぐらいの簡易宿泊所があり、3000人ぐらいが生活しているそうだが、約半数が65歳以上。9割が生活保護で、暮らしている。
「気楽な暮らし」なんだろうが……桜の季節になると、孤独を感じるのではあるまいか?
桜が散る頃、貧乏人は「己の流転」をどう考えるているんだろう?
桜は誰にも平等だが……一緒に、桜を観れる相棒がいる俺は、神様に感謝しなければ……。
世の中「足りない保育所」が政治課題だが「終着の格差」も問題なんだ!
4日月曜日の毎日新聞夕刊「牧太郎の大きな声では言えないが」では「青春の格差」を書いた。読んでくれ!
題して「防衛大という手もある」。貧乏人の親は、倅の学資が出せないから、必死で、アルバイトしている。勉強なんて、二の次だ。そして、社会人になると、奨学金の返済で苦しむ。
その位なら、防衛大に行けば?という皮肉を書いた。
若者たちに、下流老人の行く末が待っている。
一億総活躍? 冗談は顔だけにしてくれ!
「金持ち優先」の安倍政権は、すべての世代で「格差」を放置している。
<何だか分からない今日の名文句>
咲いた花なら、散るのが覚悟?