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「安倍・黒田」異次元緩和こそ「悪の共産主義国家」だ!

 26日、臨床政治研究(第7号・2016年春号)が送られてきた。時代に則した研究で、勉強になる。

 でも……気になるのは、松蔭大学文化学部教授、伊藤重行さんの<研究ノート・日本政治史を歪曲した左翼・千田夏光と毎日新聞ーー戦争売春婦を「従軍慰安婦」と捏造した大罪」である。

 歴史の見方はイロイロあるが、随所に「共産党は悪」という立場が強調されている。

 違和感を持つ。時代遅れだ。

 以前はいざ知らず、安倍首相・黒田日銀総裁の経済政策こそ共産主義である。

 日銀は、27、28日に開く金融政策決定会合で追加緩和を議論する。多分、 国債や上場投資信託(ETF)の買い入れ額引き上げが議論されるだろう。

 公的資金を使って、株価を引き上げる。そんなこと、いつまで続けるのだろうか?

 特にETF、つまり上場投資信託(xchange raded und)が問題だ。

 株の売買と同じように証券会社を通して取引ができるが、株のように投資先の会社を選ぶ必要がないシステムである。

 日銀はETFで、株を買う。年間買い入れ枠は、当初の4500億円から、13年4月に1兆円、翌年10月に3兆円と広がる一方。日銀の2010年から5年以上に及ぶETF買い入れ額は時価ベースで累計8・6兆円に上っている。

 その結果、 日銀が大手企業の大株主なっている。(日経平均採用225銘柄のうち約200社で、保有率上位10位に入る実質大株主になっている)

 要するに、国有化が進んでいるのだ。

 マイナス金利も国家主義の現れ。株式市場からは「これではニッポンは共産主義国家だ」と批判の声が噴出しているの……大新聞は、これを書かない。

 新聞まで共産主義化しているのではあるまいか?

<何だか分からない今日の名文句> 

共産主義の右翼が

「悪の共産党」を嗤われる時代