Daily Archives: 2016年9月12日

週刊ポストは「死に方」で売る。だったら……「あの世」で勝負?

  週刊現代が「やってはいけない手術」「飲んではいけない薬」で、部数を伸ばしているそうだが、ライバルの週刊ポストは「死に方」で勝負する。

  今週号は<大反響第4弾「苦しくない」「痛くない」「後悔しない」死に方 2025年「多死社会」の衝撃 >

  病床が足りない!医師が足りない!看護師も介護士も足りない!火葬場がない!葬儀場がない!墓地もない!死に場所がない!

  簡単に死ねない時代がやって来る!と煽る。

  その理由は……団塊世代が全員75歳以上になる2025年、幸せな死に方ができる人はほんのひと握り。確かに、週刊ポストの言う通りだろう。

  2025年ごろ、平均寿命を迎える当方、どんな形で、あの世に行くのか?

  不安になる。

  ともかく、週刊ポストの表紙には「死」という字が6つ。「死」で勝負だ。

  週刊現代は「生き延びるための医療」 週刊ポストは「死」……だったら、サンデー毎日を含む他の週刊誌が狙うのは、もちろん「あの世」である。

  どう多角的に「あの世」を報道するか?

  今年の秋は、これが勝負だ!と僕は思うのだが……。

  今日9月12日は新聞休刊日。夕刊が読まれる日だ。

  で、毎日新聞夕刊コラム「牧太郎の大きな声では言えないが」では、すこぶる大切な「憲法24条」のことを書いた。

  自民党の憲法改正案に明記される「家族の助け合い義務」。

  当方は、この条文に反対だが、自民党の憲法改正案は「死に方」とも無縁ではない。

<何だか分からない今日の名文句>

「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、

尊重される。

家族は、互いに助け合わなければならない」

(自民党憲法改正案の24条1項)