レソト国王、お忍びで東京競馬場に現る!
25日のブログで「11月の初雪。ジャパンカップは『白』の1枠かな?」と書いたが、予想通り、一枠1番の北島三郎御大のキタサンブラックが圧勝した。
馬券の方はダメだったが、良いレースだった。それにしても、武は「逃げ上手」。
8階の来賓席のトイレで、黒人の男性とぶつかり合う。10人ぐらいいる。
今回のジャパンカップに参戦したのは、ドイツとフランスの三頭。黒人のお客さんが多すぎるような気がした。
取材?してみると、南アフリカのレソト王国の国家元首・レツィエ3世(本名:デーヴィッド・モハト・レツィエ・ベレン・セーイソ)の一行が、お忍びで、競馬観戦にやって来ていたのだ。
レソト王国は、周囲を南アフリカ共和国に囲まれた「小さな内陸国」。周囲の南アフリカ共和国を経由しないと行き来できない。 全土がドラケンスバーグ山脈の山中に位置するため、平地が一切なく、標高が1400mを超える。
「アフリカのスイス」「南部アフリカの屋根」と言われる国だ。
人口が291万人。農業と織物が主要産業。立憲君主制で、国王は国民統合の象徴的地位で、政治的権力を有さない。日本とよく似ている。(国王の位はセーイソ家による世襲制)
レツィエ3世の来日の目的は、東日本大震災の犠牲者の鎮魂。旧相馬中村藩主・相馬家第33当主相馬和胤氏の母の故相馬雪香さんが日本レソト王国友好協会の初代会長を務めていた縁から実現したらしい。
お忍びの競馬観戦の理由は、馬が大好きだからだ。競馬というレジャーに興味を持ったらしい。
気さくな人柄。馬券も買った。下手くそで?一度も的中しなかったようだが、王妃は高配当をゲットした。
JRA職員の「おもてなし」に感動された様子。今日28日、帰国されるが、時ならぬ雪にも驚かされ、見たこともない「超近代的な競馬場」にもビックリされた。
良い思い出になっただろう。
<何だか分からない今日の名文句>
アフリカの王様は 「雪見で一杯!」
奥方は「馬券で幸せいっぱい」