年末年始のご報告 例えば……隠れ「古我邸」
ご報告！と言っても、例年通り。
年末は友人と小旅行。
元旦は第六天榊神社へ初詣。深川・法乗院閻魔堂を参拝。夕方、浅草観音。
２日は銀座で福袋漁り。
３日は市川の長男宅に遊びに行った。
孫の優之介は身長１８０センチぐらい。大きくなっていた。嬉しい。
特別、報告することもないが、ちょっと記憶に残るグルメがあった。鎌倉の明治時代に三菱財閥が造った洋館「古我邸」で昼飯を食べた。
鎌倉の洋館は１９２３年（大正１２年）の関東大震災で、その多くが失われてしまったが、この「古我邸」だけは残った。震災をきっかけに、東京から鎌倉へ移り住む政治家も多く「古我邸」には、第２７代内閣総理大臣を務めた濱口雄幸、第３４、３８、３９代の内閣総理大臣を務めた近衛文麿が三菱から建物を借り受け、別荘として利用していた。
その後、日本が第二次世界大戦へと傾斜していく１９３７年（昭和１２年）に日本土地建物（株）の経営者であった古我貞周氏が法人資産として「古我邸」を取得。敗戦後、この「古我邸」もG.H.Q.に接収され、将校クラブとして使われていた時期もあったらしい。歴史の生き証人のような建物だ。
前庭が広い。建物は小山にある。その後、貞周氏の息子“バロン古我”こと古我信生氏（日本モータースポーツのパイオニア）が使っていたが、１年半ほど前に、レストランとして使われるようになったらしい。
フランス料理と言うより、西洋定食のようなものだが、実に美味い。小町通りの雑踏が嘘のような静かな空間。お薦めだ。（ランチ３８００円） さあ、今日４日から、動き出すぞ。
＜何だか分からない今日の名文句＞
歴史を食べる