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「陰の首相・今井尚哉」のことを書いてしまった

 韓国の朴槿恵大統領には「陰の大統領」崔順実がいた。日本にも「陰の首相」が存在する。しかし、メディアは書こうとしない。何故だろう?

 そろそろ、はっきり書くべきだ!と思い、10日発売の「毎日フォーラム」で「陰の首相の正体」を書いた。(「陰の韓国女帝とは違うけど 安倍長期政権に陰の首相がいるらしい?」)

 陰の首相とは?通産官僚で、筆頭秘書官の今井尚哉さんである。

 昨年、伊勢志摩サミットで、今井さんは世界的に有名になった。

 「リーマン・ショック前夜に近い経済状況だ」と議長国の安倍首相は演説したが、この時、各国首脳に、ある文書が配られていた。「危機的経済状態」を表す分析チャートである(「都合のいいデータを抜き出して作成された文書」という意見も多かったようだが)。この文書を作ったのが今井さんだった。

 通常なら、外務省が事務方となり「首脳宣言」をまとめるところだが、今井さんは、秘書官でありながら、メンバーの中心に座り、財務省や外務省との相談を省き、限られた懇意のメンバーに文書の作成を指示していた。

 「増税見送り」という政策変更の根拠を「リーマン・ショック前夜」という言葉で印象づける。外交の舞台を利用して、国内の支持率を維持する「やり方」。この今井さんの「独走」に財務省からクレームが付いた。「陰の首相」ではないか?という指摘だ。

 政局対応、官邸広報、国会運営、あらゆる分野の戦略を総理の耳元で囁く人物。韓国スキャンダルにちょっぴり似ている!と思わないか?

 ぜひ、「毎日フォーラム」の「牧太郎の信じよう!復活ニッポン・陰の韓国女帝とは違うけど 安倍長期政権に陰の首相がいるらしい?」を読んでくれ!

 いま、日本は「経産外交」である。詰まる所、安倍外交は商売である。国益というけれど、ソロバン勘定を優先させる。これが「陰の首相」今井さんのやり方だ。

 しかも、である。このところ、今井さんは勘違いばかり。年末、北方領土解散を煽り、それがダメなら真珠湾。「何も知らないトランプに注文をつけ、世界が大混乱するのを防ぐのが安倍首相」なんて言って、安倍さんを煽てている。危ない「’陰の首相」なのだ。

 2017年、安倍政権は世界で一番安定している、とメディアは言うが、これは真っ赤な嘘。「陰の首相」が書かせているだけだ。

<何だか分からない今日の名文句> 

二人は「幻想外交」の相棒