「まさか」の時代だから(次回は1月4日)
新年、おめでとうございます。
昨年は 「まさか」の連続でした。昨年の6月、国民投票でイギリスのEU離脱。11月のアメリカ大統領選でトランプ氏が予想を覆し、勝利しました。
考えてみれば、 グローバル経済の下で「困難な立場」に追いやられた人々が「既存の価値観」に異議を申し立て“まさか”を演出したのでしょう。「まさか」ではなく「必然」だったのかもしれません。
6月、肺がんの手術をしました。「まさか」でした。でも「二人に一人がガン患者の時代」ですから、半分は「必然」だったのかもしれません。ご心配掛けましたが、元気です。
今年は、さらに混迷するでしょう。「まさか」が続くでしょう。あちこちで保護主義(=愛国第一主義)と開放派の「戦い」が始まるでしょう。「価値観分断の時代」の到来です。
(まさか!とは思いますが)憲法を改正する機運が一気に高まるかも知れません。
僕は、憲法改悪に反対するつもりです。自民党の憲法改正草案は、国防軍の創設をうたい、戦争放棄の条文から「永久にこれを放棄する」という大事な言葉を削除してしまいました。
<日本国民は平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した>
日本国憲法は理想の旗を高く掲げています。
もし、九条がなければ、かつてのベトナム戦争で韓国の若者が5000もの命を失ったように、日本の若者も多くの血を流していた筈です。徹底的に、憲法改悪に反対します。
今年も「二代目日本魁新聞社」をご愛読、下さい。
<何だか分からない今日の名文句>
元旦の社説! 軍事費減らし、貧乏人を救え!