神田川111番目の橋「豊橋」は枝垂れ櫻が満開!
4月2日の日曜日。急に都電に乗りたくなった。
ジョイフル三ノ輪の商店街。まず「砂場総本家」で天ざる。横丁のカフェ「あめみや」でトイレを借り、それから都電荒川線。
「都電荒川線」はもともとは、明治44年に誕生した「王子電気軌道」。大塚~飛鳥山間で営業を始めたので、桜の名所を行く。
レトロ車両9000形に乗って、満開の桜を目指したのだが、沿線はまだ「5分咲き」。結局、終点の早稲田まで「満開」はなかった。
ところが、終着駅近くの「豊橋」に向かうと、枝垂れ櫻が満開だった。ともかく、圧巻。
「豊橋」は神田川140の橋に中で111番目の橋。川面すれすれに、櫻が垂れ下がっている。
実は、50年前の早稲田の学生時代、「豊橋」から200メートルの「高田富川町」に下宿していた。
豊橋から真っ直ぐ北に向かう途中に「豊川稲荷」の祠がある。「稲荷」は商売繁盛の神様。ただし「豊川稲荷」は愛知県豊川市豊川町にある「曹洞宗」の寺院で、正式名称は「妙厳寺」。
「伏見稲荷大社」「祐徳稲荷神社」(もしくは「笠間稲荷神社」)と並んで日本三大稲荷の一つ。全国の稲荷神社は京都の「伏見稲荷大社」を総本山としているが、「豊川稲荷」は神社ではなく寺院だから「別格本山」と呼ぶ。その流れの稲荷である。
稲荷を通り過ぎると「豊坂」。日本女子大、田中角栄邸があった。下宿は稲荷の前を目白台の高台に行かずに、左に曲がったところ。「孔雀」という居酒屋の前にあった。女将さんは熱心な共産党支持者だった。
「孔雀」は無くなっていたが、共産党のポスターが張ってあった。お孫さんがいらっしゃるのだろう。懐かしい。
大隈講堂まで歩いて、庭園で珈琲。優之介に早稲田カラーのTシャツを買った。
倅も早稲田。孫も……と思ったりするが、サッカーに夢中で、受験のことなど考えていない。これも良し。
好き勝手に生きればい良い。
政経学部の校舎はまだ古いままだった。
<何だか分からない今日の名文句>
大学は学問ではない!思い出だ