陛下皇后の「私的参拝」より先に高麗神社に行った
曼珠沙華が見頃になった。
18日、埼玉県日高市の巾着田「曼珠沙華」の群生地に向かう道はどこも大渋滞。それでも、遠回りして、午後2時ごろ、目的の高麗神社に着いた。
この神社は、かつて、朝鮮半島北部に栄えた高句麗からの渡来人・高麗王若光を祀っている。716年ごろ、この地に郡を作り、開拓した人物である。
天皇皇后が20日、この高麗神社を私的参拝される。( 参拝後、500万本のマンジュシャゲが咲く巾着田曼珠沙華公園を視察される)
「私的」とされるのには理由がある。
右翼の人たちの一部に「天皇は、高麗神社に行って、靖国神社を参拝しないのか?」と批判する向きがあるからだ。
しかし、我々、日本人は朝鮮半島を経由して渡ってきた人達の子孫である。
縄文時代から弥生時代にかけて渡ってきた世代。
弥生時代から古墳時代にかけて渡ってきた世代。
飛鳥時代頃から渡ってきた世代。
いろいろ、あるが、縄文→弥生時代の人々とその子孫が邪馬台国だったのだろう。
「高麗郡」を開拓して「1300年前」の人々も、この地の日本人の祖先である。
これは、あくまでも、僕の勝手な想像だが、両陛下は、昨今の朝鮮半島に対する「ヘイトスピーチ(差別扇動表現)」を心配されている。嫌韓本が売れていることを、心配されている。
両陛下は「在日韓国、朝鮮の人たちと仲良くしてくれ!」と思っておられる。平和のメッセージを贈りたい。そんな思いが「私的参拝」に込められている。そう思っている。だから、僕も参拝した。
境内で、虹のスカートの女性たちが踊っていた。高句麗から飛鳥、平城京と繋ぐ古代装束絵巻?
綺麗だった。
<何だか分からない今日の名文句>
天下大将軍 地下女将軍
(韓国の民族信仰「魔除け」)