望月衣塑子さんと「パナマ文書」記者殺害のこと
筋トレ、右手のリハビリ、それに野暮用二件……18日は結構、忙しかった。
それでも、例の東京新聞の質問魔?望月衣塑子記者の「新聞記者」(角川新書)を買って読んだ。
あの「だれも、聞かないなら、私が聞くしかない」の女性記者の本だ。
特別の情報はなかったが、こんなクダリに驚かされた。
「安倍首相はマスコミへの好き嫌いが極端にはっきりしているという。記者会見で司会から指名されるのはNHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、読売新聞、産経新聞といった限られた媒体の記者だけだと聞いた」と書いている。
そんな記者差別が起こっているのか?
僕が政治記者だった「30年前の大昔」、質問をするのは、決まって、朝日、毎日、共同通信の記者だった。彼らは勉強家で、記者会見をリードしていた。
時代は「悪く」変わる、ということか?
望月記者に「殺すぞ!」の脅迫が届いた、と聞いたが……どんな時代にも、優秀な記者は危険なメに遭う。
16日、世界の富裕層や権力者の脱税実態を暴露した「パナマ文書」の報道に加わった「地中海の島国・マルタ」の女性記者ダフネ・カルアナガリチアさんが、車を運転中、爆弾の爆発で死亡した。
何者かに殺害された?
彼女は、調査報道ジャーナリストとして有名で、政治家の腐敗や汚職を厳しく指摘。マルタのムスカット首相の妻らがパナマに会社を置く形で、資産を隠していた!と報じていた。
事件の直前にも、ブログを更新し「不正している人がたくさんいて、状況は深刻だ」と投稿していた。
以前から、彼女は「脅迫を受けている」と警察に訴えていたのだが……ともかく、物騒な時代だ。
ムスカット首相は一連の疑惑を受けて、今年6月に前倒しで総選挙を実施し、圧勝していたそうだが……どこか、日本に似ている……。
しかし、日本は違う。「暗黒時代」とは違う。
万一、安倍独裁が続くとしても、国民の力で、民主主義は守られる!と信じている。
我々は「脅し」に屈する訳には行かない!
望月さん、善意の記者の皆さん、正義の日本人、頑張ろう!
<何だか分からない今日の名文句>
ペンは剣よりも強し