「横綱の暴行」報道の陰に「数々の悪徳」が隠れている
26日はジャパンカップ観戦。久しぶりの快晴で、府中競馬場に約10万人。競馬人気は本物?
WIN5で、大儲けを狙ったが、バカみたいな勘違い。⑩と書くべきところを「11」としてしまって……もし間違えなかったら「300万円」が手に入るはずだったのに。ああ、悔しい!
競馬仲間に言っても、誰も信じてくれないけど。 ああ、悔しい!
スタンドで、数人の知り合いから「ブログ、読んでいます」と声を掛けられた。
某企業のトップから「銀行カードローンのことを書いてくれて、ありがとう」と言われた。
毎日新聞のコラム「牧太郎の大きな声では言えないが」のことだ。(11月21日掲載の「“いざなぎ超え”の嘘」)
ブログのことはしょっちゅう話題になるが、新聞の方は読者が限られていて、話題にならない。
この企業経営者は昔から毎日新聞を愛読してくれているらしい。嬉しかった。
彼も「銀行カードローンが日本を破滅させる!」と心配している。書いて良かった!
新聞のコラムは大事だ。(彼は僕のブログを知らない。その方が多いのだから。で、この「《いざなぎ超え》の嘘」を、今日のブログの後に、載せてみた。読んでくれ!)
テレビの情報番組は、このところ「横綱の暴行」ばかりだ。確かに面白いが、そのお陰で、本来、大事件のはずの「奇怪な出来事」が、まともに報道されていない。
加計も、森友も、北朝鮮も、増税も、憲法も……数々の「悪徳」が報道されずに、放置されている。それで良いのか? 「横綱の暴行」は過剰報道ではあるまいか?
明日28日夕刊の「大きな声では言えないが」では、そんなことを書くつもりだ。
競馬観戦の後は、例によって、競馬仲間と調布の「天ふじ」。いつも、美味い。
仕事場に戻って、 深夜「エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ」という本を読んだ。(竹内純子、 伊藤剛 、 岡本浩の共著)
電力システム改革は難しい課題だ。 人口減少や電力自由化、デジタル化、分散型発電などが進むと、日本はどうなるのか?難しい問題だ。
<何だか分からない今日の名文句>
相撲界の真実より「日本の真実」だ!
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【大きな声では言えないが・「いざなぎ超えの嘘」】
前回、政府系の「商工組合中央金庫」(商工中金)の不正な低利融資について「原因は過剰なノルマ(業務目標)」と書いたら、知り合いの銀行マンが「商工中金の罪はまだ軽い方だぜ」と言ってきた。
もっと罪深いのは銀行カードローン!と言いたいらしい。
6月、この欄で「消費者金融と大差ない高金利の銀行カードローンのわな」を書いた。9月になって、やっと金融庁は大手3銀行などの無担保融資、カードローンの実態を立ち入り検査。銀行側は「短時間審査」の看板を下ろし、カードローンのテレビCMを自粛するなどしているが、彼によると「ノルマは変わっていない」というのだ。
銀行は、預金金利と企業に貸し出す金利との「利ざや」でもうける。ところが、日銀の黒田東彦総裁は市場に大量のカネを流すことで、円安に誘導するゼロ金利政策。低金利が長期化して、本来の融資業務では利益が出ない。銀行は「金利上限が14%程度」のカードローンで稼ごうとする。
「商工中金の不正は許せないが、結果的に金利を下げ、お客さんに喜ばれる面もあった。だけどカードローンはまるで、客の生き血をすする高利貸みたいだ」
大銀行のビジネスモデルが崩壊しようとしている。みずほフィナンシャルグループは1万9000人の従業員削減を打ち出し、三菱東京UFJ銀行は約500ある「フルバンク型」店舗を半減させるという。「俺だって、リストラの対象なんだ」と彼。
もっと気の毒なのは「年金生活者」だろう。これまで、個人の金利収入は年間30兆円以上あった。サラリーマンは退職金を銀行に預けていれば、年金と金利の付いた預金の“切り崩し”で生活ができた。それが「異次元緩和」とかいうゼロ金利政策で、多くの高齢者が大ピンチである。
新聞、テレビは「2012年12月から始まった景気拡大の期間が58カ月になり『いざなぎ景気』を超えた」と浮かれているが、冗談じゃない!
以前、サラリーマンの世界で「高給取り」と嫉妬された銀行員でさえ、リストラにおびえ、やがてくる「不安な年金生活」におびえている。
一番、罪深いのは「いざなぎ超え」のうそに加担しているメディアではあるまいか?