「ガン治療しません」広告の波紋？生前葬が流行る？
週末は野暮用ばかり。親戚の「病院引っ越し」を助けたり、結構、疲れた。
その合間に、例の、コマツ元社長の安崎暁さん８０歳の「ガン治療しません」広告を改めて読んでみた。
「１０月上旬、体調不良となり入院検査の結果、全く予期せざることに胆嚢ガンが見つかり、しかも胆道・肝臓・肺にも転移していて手術は不能との診断を受けました」
「私は残された時間をＱｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｌｉｆｅ（生活の質）優先にしたく、多少の延命効果はあるでしょうが、副作用にみまわれる可能性のある放射線や抗ガン剤による治療は受けないことにいたしました」「元気なうちに皆様方に感謝の気持ちをお伝えしたく」ーー広告は「感謝の会」開催の告知。様々な思いが込められている。
１１日、その「感謝の会」が東京都内のホテルで行われ、元同僚や友人など約１０００人が駆けつけたらしい。安崎さんは一人一人と握手。徳島県出身なので、阿波おどりも披露され、どちらかと言うと「陽気な生前葬」だったようだ。
以前、毎日新聞の宗教記者が「生前葬パーティ」を開いた時参加した。あの時、みんな、酒を飲み、大騒ぎだった。
生前葬は流行るかも知れない。
「ガン治療、致しません」は増えている。ステージ４の胃がんの場合、７５～８４歳で治療を受けなかった人は２４．８％！と聞いた。「８５歳以上」は５６％である。すい臓がん、肺がん、肝臓がんも、ステージ４で８５歳以上は「治療せず」が５割を超えている。「治療しない」が多数派になるかも知れない。
これからは、痛みを解消する治療だけで、残された人生、やりたいことをするのが「豊かな余命」？そんな気がするけど。自分が「末期」と言われたら、どうするか？ まだ、分からない。
ことしも、あと２週間。まだまだ、野暮用が続く。病気や寿命のことなど忘れて、取り敢えず、頑張るか？
＜何だか分からない今日の名文句＞
ガンの壁、馬鹿の壁