「ぬけぬけ病」って何だ?
勝負の世界、「いつか負ける」のが運命だが……
箱根駅伝で青山学院大が4連覇。4日のNTV系の情報番組は「青学一色」だった。
まさに、勝てば官軍!である。
でも、お茶の間の話題は、むしろ、駒沢大学のエース・工藤有生の「フラフラ走り」。上体が大きく揺れて道路を蛇行。左太ももを手で、何回も叩いていた。
日大陸上部出身で、箱根駅伝出場経験を持つ俳優の和田正人が、ツイッターで〈駒沢大7区工藤選手の異変。20年くらい前から、突如として長距離界に蔓延し始めた、片脚の力が抜ける例のヤツかもしれない〉〈長距離界では「ぬけぬけ病」などと呼ばれている〉と書き込んで、話題になった。
片足の力が抜けてしまうという「ぬけぬけ病」。
上体が左右にブレてしまい、足が地面についていない。フワフワ浮いた感覚?極度の緊張状態で走ると息が『速く浅い』状態に陥って呼吸のリズムが乱れ、体内に余計な二酸化炭素が蓄積される。この一種の酸欠状態が原因という説もあるらしいが、原因不明だ。
そう言えば、僕も、若い頃「ぬけぬけ病」に悩んだことがる。スポーツのことではない。 警視庁捜査二課担当の事件記者の頃、佐々木社会部長(NHKのドラマ「事件記者」のモデル。日大一高の恩師の義理の弟)から「朝日、読売を抜け!」と激励され、ちょっぴり、ノイローゼになった。「朝日」には勝てたが「読売」には抜かれてばかりだった。
事件記者5年。「ねけねけ病」は続いたが、遊軍記者になったら、すっかり治った(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
「ぬけぬけ病」の治療には「引退」が一番?