Daily Archives: 2018年3月6日

森友「書き換え疑惑」のキーワード「特殊的」には二つの意味がある

 今や、倒閣運動の柱になりそうな、森友学園の土地取引に絡む「近畿財務局文書」の書き換え疑惑。

 朝日新聞は2日朝刊で、実際に決済が行われた時の文書と、問題発覚後、国会議員に開示された文書と間に、異なる箇所がある!とスクープした。

 決済当時の文書には「取り引きは特例的な内容になる」としていたが、その「特例的」という文字が無くなっている。確かに、おかしい。

 朝日新聞は、この犯罪的書き換え疑惑で、安倍政権を倒そうとしている。

 多分、 安倍内閣は「朝日は誤報!」と突っぱねるだろう。

 で、問題になるのは「特例的」という言葉。何を意味するのか?

 安倍内閣は、この場に至って、敢えて「特例的になった理由」を明らかにしよう!と考えているらしい。

 財務省は「あの土地は2016年3月末まで売らなければならなかった。だから特例的になった」と開き直るのだ。

 あの土地は、元々、伊丹空港の騒音問題の解決のために、国が取得したもの。その伊丹空港が2016年4月、民間企業に売却される。この民営化の前に、どうしても売らなければならなかった。だから、安くなった。

 安倍政権は追い詰められると、それが「特例的」の意味である!と説明するつもりらしい。

 それは事実である。

 だが、この事情を知って、森友側が「総理大臣夫人」を利用して、さらに買い叩き、タダ同然で、手に入れたとことも事実である。明らかに、国は森友学園に便宜を図った。

 「特例的」には、この二つの意味がある。

 特例的処置は「伊丹空港民営化のために」か、「森友(=総理大臣夫人)のために」か?

 国民は冷静に判断してくれるだろう。

<何だか分からない今日の名文句>

物も言いよう?