「清明」だというのに怠い……その上、「石崎さん」のことが気になって
4月5日は「清明」。二十四気の一つで、春分から十五日目。万物がすがすがしく明るく美しい。
『こよみ便覧』では、三月節に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」とある。花が咲き乱れる季節だ。
だというのに……6日からの週末は怠くて、ダルくて……このところ、次々に起こる「野暮用」で“難しい選択”を求められることばかり。疲れた。
それに……週刊文春に「“福島復興の顔”東電元副社長<懺悔告白>」という気になる記事……気に病んでいる。
あえて書こう。その記事はーー <出会いは3年前の7月。彼女がJヴィレッジへ視察に来たときでした。復興イベントなどで交流を深め、翌年4月男女の関係に。ところが、昨年12月頃から「5000万で手を打ちましょう」「子孫の代まで汚名を背負わせる」などと記されたメールが。会社、家族、被災地の方々に迷惑はかけられません。私は3月28日に辞表を提出しました>で始まる。
この告白記事に登場する東電元副社長の「石崎さん」とは親しい。穏やかで、知的で、筋を通す人物。何度か、彼を通じて「福島」「原子力発電所」を取材した。何度か、メシを食ったこともある。
彼は大地震後、被災地・福島に留まり、福島のために、命を掛けていた人物の一人である。
尊敬している。大好きだ。
その「石崎さん」が男女トラブルに巻き込まれているなんて……知らなかった。
こんな些細な?トラブルが、彼から「福島のための仕事」を奪ってしまってしまったのか?……残念だ。
どうしたら、良いだろう。
激励したい! でも、多分、今は連絡がつかないだろう。連絡が取れたとしても、僕の激励が逆に「負担」になるかもしれない。悩む。
7日、ネット上で、こんな「書き込み」を発見した。
<石崎さんも男だから女の罠に堕ちる事は有るでしょう。番✖️✖️✖️子と云う活動家の女も自分の功績をあげる為に 石崎さんに近付き篭絡し その後脅迫に転じ正体を現した。もちろん石崎さんは恥じるべきだが、しかしここで脅迫に負けず自ら深手を負って文春砲を利用して反撃に出るとはなかなかやるじやないか>
コトの本質を捉えた「書き込み」ではないか!
世間は、福島は「石崎さん」を理解しているはずだ。少しだが、気が楽になった。
時が経ったら、もう一度、会おう!
時間が「全て」を流してくれるから。
<何だか分からない今日の名文句>
ひそやかに 遠(をち)の松風 春の空
(日野草城)