花田紀凱さんが「文藝春秋の内紛」を書いた
25日「月刊Hanada」の8月号が届いた。「編集長渾身!花田紀凱 文藝春秋の「内紛」を憂う」という一文が載っている。
文藝春秋社で、何やらクーデターらしき事が進行している!と聞いていたが、花田さんの「解説」でようやく理解できた。
大まかに言えば、内紛の原因は「雑誌冬の時代」にある。月刊「文藝春秋」も「週刊文春」も赤字である。売れない。週刊は30万部を維持しているが、広告はガタ減り。号あたり2000万円ぐらいらしい。
花田さんが編集長をしていた頃、週刊文春は広告が号あたり1億円ぐらいあったらしいから、氷河期である。
そうなれば、経費は削減される。人件費も削られる。
編集畑の主張は、経営畑の言い分に頭を下げることになる。
「文藝春秋」では、社長人事で問題が起こった。雑誌の編集の経験がない人が社長になった。「内紛」はここから始まった。
他人事と笑ってはいられないぞ!
記者経験がない人間が新聞社のトップになる?そんなことが起こったら……ゾッとする。
<何だか分からない今日の名文句>
言論がカネに負けたら「この世」は闇だ!