Daily Archives: 2018年8月27日

新潟「ピーア軒」の味は健在。競馬は惜敗したけど、ただ今、日本海沿いを旅行中。

 25日から、取材を兼ねた関越の旅。午前、群馬県沼田市に近い「関東地区人気NO1の道の駅」を取材。「猪」のカレーを購入した。

 夕方は新潟市で、恒例の「地元テレビ局の社長さんらと一年に一度の夕食会」。今年の会場は「ピーア軒」だった。懐かしい。

 「ピーア軒」は……明治7年の夏、開港で活気づく新潟にフランスのチャリネ曲馬団一行がやって来た。料理人として来港したイタリア人コックのピエトロ・ミリオーレは怪我して、治療後、新潟の西堀通に本格西洋料理店を開店した。老舗「イタリア軒」である。

 「間松太郎」という人物は12歳(明治45年)の頃から、雑用係として、13年間、イタリア軒で奉公。 大正12年に独立して、白山浦に本格西洋レストラン『ピーア軒』を開店した。(店名の『ピーア』はイタリア語『梨』から来たニックネーム。松太郎が料理修行していたころ、彼の実家が梨の商いをしていたことを知った師匠ピエトロ・ミリオーレが親しみをこめて、命名した)

 僕が毎日新聞新潟支局に赴任した50年前の1960年代、この地で「レストラン」と言えば「イタリア軒」か「ピーア軒」だった。

 名物は「タンシチュー」。箸で食べれないほど柔らかく煮込んでいる。

 89周年を迎えた老舗洋食店ピーア軒の「味」は健在だった。

 翌26日は新潟競馬観戦。3レース的中したが「ウイン5」を外したので、ちょっぴり損をする。

 東京へ帰るつもりだったが「被害」が少なかったので、もう一泊。日本海沿いに旅を続けたい。

<何だか分からない今日の名文句>

グルメの旅は「時」を超える