サウジ記者殺害事件でガソリンが200円?
例のサウジ記者殺害事件。もちろん「野蛮な言論封殺」を許すわけには行かない。
しかし、この事件の真相は「正義」だけでは理解できない。
殺された記者は「反権力のジャーナリスト」と言われているが、実は、ちょっと前まで「王室の某人物」に近い「体制派記者」だった。
サウジでは(いや、何処の国でも)言論は「権力闘争」と繋がっている。サウジの内紛が「この国の闇の土壌」に存在する。
サウジの権力抗争がどう決着するのか?
「正義」だけでなく、総合的な視点で、考えなくてはならないだろう。
大事なのは「経済」である。
僕は10月22日のブログ <サウジ記者殺害で「一番儲ける国」は何処?>で【彼の国では「石油が命」!】と書いた。
もし、各国がこの事件で制裁に踏み切った場合、サウジは「何らかの対抗措置」を打ち出すかも知れない。
もし、減産の道を選んだら?
ガソリン価格が「1リットル=200円」なんて可能性もゼロではない。(2017年時点の日本の原油輸入元は、サウジアラビアが約40・2%と首位で、2位がアラブ首長国連邦(UAE)の約24・2%)
「国家テロ!」と叫ぶのは簡単だが……。
<何だか分からない今日の名文句>
“正義”ほど
「いい加減」なものはない?