東京五輪コンサル料「2億3000万円」はやっぱり非常識だ!
JOCの竹田恒和会長が仏当局の捜査対象になっている騒動。長男の「作家・竹田恒泰」とかいう人が「フランスも、もしそういう感じ(報復)でやってるとしたら、あまりにも民度が低いんじゃないか」と批判したらしい。
フランスの民度が低いか?どうかは分からないけど、五輪誘致にコンサル料として「2億3000万円」の大金を使う「国」って、どこかおかしい。
よく考えて見てくれ。
一般的な商慣習では、手数料は多くて10%。不動産の手数料は3%だ。
2億3000万円のコンサル料を払うということは最低でも「23億円以上の成果」を期待した!ということになる。
五輪招致の成果を金銭に換算することは難しいが、いずれにしても、一つのコンサル会社に支払う手数料としては法外だ。
これはマトモな商慣習ではない。
しかも、コンサル料が振り込まれた先は「疑惑のペーパー会社」である。フランスの捜査当局が「巨額の賄賂」と見るのは当然だろう。
しかも、この「東京五輪裏金疑惑」は日本でも何度か指摘され、事実、竹田さんが事情聴取を受けたのは「去年の夏」だった。
恒泰さんは、父に対する仏当局の捜査は「日産のカルロス・ゴーン前会長逮捕の報復」と主張したいようだが……だからと言って「フランスは民度が低い!」というのは????
大体、諸外国が「金の掛かる五輪開催国」だけにはなりたくない!と思っているのに。
「もし2020年に東京五輪ができないと、夏の五輪を二回開催するアジアで最初の国は韓国になる可能性が高い。そうなったらアジアにおける日本の地位は揺らぐ」なんて言ってる「日本の指導層」は時代遅れだ!
1月16日のブログで
<「稀勢の里引退」より「日本オリンピック委員会の竹田恒和会長」こそ辞任だ>
と書いた。
東京五輪をやるのなら、適当な時期に、竹田さんが辞任しななければ収まらない。このままでは世界の笑い者になる。
五輪招致が全て間違っていた!とは言わない。ただ「やり方」が下手糞だった。
気の毒だが「日本人の民度」を保つために、切腹するしかないだろう……
<何だか分からない今日の名文句>
民意とは「人民の意見」
「国家の意見」ではないよ(笑)