ハノイで「北の独裁野郎」と「カネの亡者」の“丁半バクチ”が始まった
日本時間27日夕から、トランプ大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長、2度目の首脳会談。
新聞、テレビは「朝鮮戦争終結」まで想定している様子だが、これは本当に「協議」と言えるモノなのか? 疑問である。
今回も…… 「北の若造」と「カネの亡者」の丁半バクチのような代物? 切った張った!の末、何が起こるか?皆目、不明である。
大体“丁半バクチ”では、独裁者が「民主主義の指導者」より、格段有利だ。
独裁者は、国に帰れば「反対する者」を簡単に殺せば良い。現に「北の若造」は兄貴まで殺している。
米朝“丁半バクチ”では、若造が「や〜め〜た!」と言えば、一巻の終わりである。
トランプは「カネの亡者」ではあるが、一応「民主主義のリーダー」ということになっている。
トランプに帰国後「選挙」という関門が残っている。民主主義の下では、何者も独裁者になれない。出来た!としても「時間内の独裁」である。
今回も、独裁者と民主主義のリーダーの「丁半バクチ」である。「北の若造」の方が有利に決まっている。
多分、両者の顔を潰さない「妥協案」で、アメリカ側は大幅に「若造」に譲歩する。
「八百長バクチ」なのだ。
最初の米朝首脳会談の後、8カ月が経過しても、北朝鮮に核兵器を放棄させる取り組は成果をあげていない。それは初めから「八百長」だからだ。
今回の八百長は……北朝鮮が特定の核関連施設への査察受け入れや寧辺核施設の破棄に合意する。でも、それは「形だけ」だろう。
トランプは見返りに「制裁緩和」のために「米朝両国の交渉係の交換」で手を打とうするのではないか?
何れにしても、八百長協議でも、妥協点はそれほど簡単ではない。
<何だか分からない今日の名文句>
外交の要諦は「時間稼ぎ」