思わず「中央分水嶺」に立つ
今週、旅をしている。
「参院選絡みの取材」と言うことにしているが、その合間に、某所の「レンゲツツジの群生」を見たい!と思っていた。
でも、右半身麻痺の悲しさ。山頂に登ることは無理だった。
麓のロッジのテラスで、ソフトクリームを食べていて「中央分水嶺」という看板を発見した。
分水嶺?
「分水界になっている山稜」のこと。雨水が異なる水系に分かれる場所のことだ。
日本列島は太平洋側と日本海側に分ける大分水嶺(界)の連続線。宗谷岬から佐多岬までの一本の線である。(オホーツク海は太平洋、東シナ海は日本海、瀬戸内海は太平洋に含まれる)
この一本線が「中央分水嶺」。僕がソフトクリームを食べているロッジの屋根が「中央分水嶺」なのだ。
ここに降った「雨」、一方は日本海側に流れ、一方は太平洋側に流れる。
その雨の一粒に、何か「運命」のようなものを感じた。
雨は……その日、その日の出来心?
俺も“流れ”に逆らわず、行くか。
「レンゲツツジ」はちょっとしか見えなかったが……やって来て良かった。
ここ数日、九州は大雨。遠く離れた「この高原」も、3日夜から雨になった。
<何だか分からない今日の名文句>
分水嶺は
「物事の方向性が決まる分かれ目」