「沈没」と「浮遊」の反復こそ「文人・西部邁」の生涯
23日発売のサンデー毎日。「虚無主義を超えて・評伝西部邁」(第四部 戦後日本への弔鐘)が最終回だった。(高澤秀次著)
面白く、読ませてもらった。ありがとう。
もう一度、西部さんの「遺書」を読んだ。
「病院死における無益な孤独」という箇所に、潔く、納得する。俺もそろそろ「死に方」を勉強しなければ……
西部さんが母校・札幌南高校の「百年史」に寄稿した「外れ者だった私」。その中の一節が紹介されていた。
「自分としては非行少年の端くれのつもりだった。何ともはや、当て処の定かならずままに、自分勝手に沈没したり浮遊したり毎日を過ごしていた」
沈没、浮遊……
非行老人の俺も、そんな感じで生きているのだが……いつかの日か、「カッコいい死」を選ばねば……(笑)
今週の「牧太郎の青い空白い雲 728回」は
【奇跡のヒーロー・長嶋茂雄さんを聖火ランナーに!】
政治向きの話でもないし、まして「哲学的な話」では全くないので、気楽に読んでくれ!
<何だか分からない今日の名文句>
青春も老年も「不安な情熱」で生きる