「 広告代理店」が登場しない映画「新聞記者」は偽物?
27日午前、旅先でやっと映画「新聞記者」(藤井道人監督)を見た。例の「公文書改ざん」「大学新設を巡る不正疑惑」などを想像させるストーリー。 現政権の「薄汚いやり方」が良く分かる。
主人公は正義の女性記者、正義に気づく「内調の職員」……その葛藤を描いている。
ありそうな話だが、正直言えば、新聞社なんて、そんなに綺麗事じゃないぜ。
週刊誌の報道は「政権のリーク」ばかりで「悪」!
新聞は「政権を追及」する善!
なんて時代遅れの“物差し”を、誰も信じないぜ(笑)
この映画の致命的な失敗は「広告代理店とメディアとの関係」を描いていないことだ。
「内調」以上にメディアに「圧力」を掛けているのは「広告代理店」かも知れないぜ(笑)
この映画、合格点は出すけど……力不足で、ちょっぴり残念だ。
午後、テレビの競馬中継で、競馬評論家の原良馬(本名・荻原昂)さんの死去を知った。85歳だった。
良馬さんは二枚目だった。元俳優で俳優座の6期生。NHK連続ドラマ「バス通り裏」(1958年4月~63年3月)に出演したこともある。
週刊読売の記者に転じ、1970年にデイリースポーツへ入社。競馬記者として大活躍。当時はまだ行われていなかった厩舎取材を率先して行い、多くの人脈を作った。
物腰柔らかに親しみのある口調。テレビ、ラジオでも人気だった。
良馬さんには、色々と教えてもらった。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
<何だか分からない今日の名文句>
最大の部数を誇る「Y新聞社」は
政権の走狗!
これを「部数の悪魔」と言う