「老後不安」を材料に「投資」を煽る面々?
今日7月2日発売のサンデー毎日で
【牧太郎の青い空白い雲 725回・貯蓄は美徳?消費が美徳?投資は「美徳のよろめき」】を書いた。
政治家は、新聞、テレビは、「専門家」という面々は、ある時は「貯蓄は美徳」と言い、ある時は「消費が美德」と言い、ついに、昨今は「老後2000万円不足」を材料に「投資が美德!」と言い出した。
「美德」とは何だろう?
美しい徳行? 他の言葉に置き換えると……徳行 仁徳 篤行 善 善心……
だとすると「投資は善」なのか?
その答えは脇に置くが……僕の認識では「投資」はギャンブルである。
「老後2000万円不足」騒動で、素人が株に手を出して、大火傷するのは目に見えている。
「青い空白い雲」で書いたが、金融庁は平気で「昨年3月末までに国内29の銀行で投資信託を購入した個人の46パーセントが損を出した」と調査結果を公表している。
「投資」は博打なのだ。得もすれば、損もする。
金融業者は「老後の弱み」につけ込んで、バクチ場に誘っているようなものだ。その金融業者の「甘い勧誘」に、国が手を貸している。
「国民にバクチを奨励する国」なんて、何処にも存在しない筈だが、今の安倍政権は平気で「バクチ」に誘う。
恐ろしい国になったものだ。
バクチは小遣いで競馬の馬券を買うぐらいで十分だ(笑)
<何だか分からない今日の名文句>
投資は「美德」の顔をした「悪徳」