「お膝元」で負けた安倍さんが考えることは……
なぜ、先週の土曜日(11月16日)、安倍首相が「桜を見る会」をめぐる騒動で、昼と夜の計2回、記者団に「ぶら下り」で「無実!」を説明したのか?
その真意を巡って、今、永田町では、様々な憶測が飛びかっている。何しろ、2回目の「ぶら下り」は20分以上。自民党関係者でなくても、大いに気になる。
<憶測①「地元が動揺していた」という説>
地元・長門市の市長選で、安倍派の自公候補が苦戦していた。「桜を見る会」に招待されなかった支持者が怒り出す。
「嫉妬」は政局を変える? その動揺を収めるために「首相の言い訳」が必要だった。
【17日の開票結果】は
大西 くらお 無現 8,916 =自公推薦
江原 たつや 無新 9,149
安倍派候補は負けた。
「桜を見る会」の影響を指摘する声もある。まあ、長門市長選は保守分裂の構図だから、野党が勝ったわけではないが……
<憶測②「16日〜17日世論操作が行われていた」という説。
(これは説明をする必要はないだろう)
<憶測③「内閣情報官ルートの情報で「ヤバイ!」と気づいた」という説
安倍内閣は、総理秘書官ルート、各省庁局長ルートと比べ、内閣情報官(北村滋)ルートの情報を重視する。いわゆる「内調」(内閣情報調査室)の分析である。
今回「内調」は「共産党がこの問題で、幾つかの秘密情報を手に入れている。早く、手を打たないとヤバイ!」と情報を上げた。
<憶測④「『桜』以外でもスキャンダルがでる」という説
これも「内調」情報で、週刊誌に「桜」以外の疑惑が出るらしい!と知らせれた。
例えば、20日発売予定の週刊新潮は「忖度無理やり捜査」を報道するらしい。安倍さんの政策秘書を務めたこともある人物の子息がゲームセンターで大ケンカ。その時(2015年の秋)、警視庁捜査一課が喧嘩の相手を暴行で無理矢理、逮捕した、と報じるらしい。
他にも「格好なタネ」があるらしい。
ともかく、安倍さん、ちょっと、ピンチだ。
<何だか分からない今日の名文句>
検察・警察まで私物化?