IR疑惑追及は頓挫? 萩生田光一文部科学相は「関西でカジノは二つ」と言っていたが
新型肺炎の話は他に任せて、今日は「カジノ汚職」の話にする。
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる贈収賄事件で逮捕、保釈された衆院議員の秋元司容疑者が週末、記者会見。その「やり取り」で「萩生田光一文部科学相」の名前が出た。
秋元さんは「他人のことは知らない」とほとんど話さなかったが、質問した記者さんは「多額の献金を貰っている萩生田さんと比べ、秋元さんは狙い撃ちされ、気の毒だ」というニュアンスだった。
(萩生田さんは、超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟」の事務局長を務めていたが、文科相就任翌日の昨年9月12日付で事務局長を辞任している、と言っているそうだ)
ともかく、萩生田さんはカジノに嫌に熱心だった。
調べてみると、2019年8月26日、和歌山IR推進協議会が開いた「統合型リゾート(IR)シンポジウム」で、萩生田さんは基調講演を行い、区域整備計画で決定される全国3カ所のうち、大阪にIRが決まれば、近接する和歌山のIRは不要になるのではないか? という懸念に「最初から『関西には1つ』というルールは決めていない。たとえば、大阪は都市型、和歌山は地方型という色づけをしていけば、関西に2つというのも十分あり得る」と話している。
二階幹事長の地元・和歌山を応援したかったのだろうが、政府の方針とはかなり違う。
地検は「萩生田さんとカジノ業者」の関係に興味を持っていた、と聞いているが、カジノ汚職追及は「秋元保釈」で頓挫したのか?
もう、少し、調べてみたい。
<何だか分からない今日の名文句>
捜査にも「八百長」がある?