「新型肺炎」騒ぎに隠れて、安倍首相は「赤狩り」の先頭に立っている!
今、発売中のサンデー毎日(2020年2月23日号)「牧太郎の青い空白い雲 755回」は
<山本太郎は共産党の広告塔!と主張する「赤狩り」の面々>
世の中、新型コロナの話ばかりだが、永田町の一部では「令和の赤狩り」が進行している。ほとんどのメディアがそれに気づかない。
そこで「青い空白い雲」の中で、こう書いた。
<昨今、「赤狩り」を感じてならない。冷戦初期、1948年ごろから50年代前半にかけて、アメリカで起こった、共産党員、共産党シンパと見られる人々を排除した過激な運動。ニセの「共産主義者リスト」なるものまで登場し、偽証、自白強要は数知れず。権力による「赤狩り」は凄まじかった。チャップリンをはじめ優れたハリウッドの人間も多数追放された。
今回の京都市長選にも「赤狩り」を感じてならない>
京都市長選で展開された「山本太郎+共産党」の新しい「流れ」。多くの支持を得たのに危機感を持つ「反共の面々」が動き出している。
「れいわ新選組」の山本太郎は共産党の広告塔!という「やっかみ」を何度も聞された。
そればかりではない。
13日の国会。安倍首相が共産党が破壊活動防止法に基づく調査対象になっている理由について「1951年から53年ごろにかけて、革命の正当性、必要性を主張し、各地の党組織や党員が殺人や騒擾などの暴力主義的破壊活動を行った疑いがある。現在においても暴力革命の方針に変更がないものと認識している」と答弁した。
びっくりした。「赤狩り」の頃に言い分だ!
共産党が暴力革命の政党? 冗談は顔だけにしてくれ!
一部の金持ちが「無限の欲望の凶暴化」に走った「不平等な資本主義」に反対して、選挙と議会による共産主義革命を目指しているのが、今の日本共産党である。(断っておくが、僕は共産党の支持者ではない。共産党の悪口も書いている)
共産党が暴力主義的破壊活動をしている!という安倍さんの答弁は「赤狩り」時代の典型的な反共宣伝だ。(共産党は「根も葉もない誹謗中傷に対し断固として抗議する」と撤回を求めている)
恐ろしい。新型コロナより、恐ろしい。
一国の総理大臣が「言論の自由」を破壊している。「赤狩り」の先頭に立っている。
<何だか分からない今日の名文句>
「自由」がないのが今の自民党
「民」を騙すのが安倍自民党