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無名の力士はPCR検査が受けられず「令和のタニカゼ」。一方、有名人は?大企業は救けられ中小企業は?

 昨日13日朝は飛び込んで来た「西三段目82枚目の勝武士(本名末武清孝)がコロナウイルス性肺炎で死去」というニュースがショックで……ブログを書く「余裕」がなかった。ゴメン!

 実は、仕事場が「両国」に近いこともあって、相撲部屋のことには興味があった。

 12日発売のサンデー毎日の「牧太郎の青い空白い雲766回」では

 <力士たちが「新型コロナ倒産」を心配している?>と書いたが、まさか、現役の、28歳の力士が亡くなるなんて。ショックだ。

 その「青い空白い雲」では

 <「無敵の谷風梶之助」は日ごろ「お前らは土俵の上で、ワシを倒すことはできない。ワシが倒れているところを見たければ、風邪にかかった谷風を見にこい!」と豪語していたのだが、皮肉にも、1795(寛政7)年1月9日(旧暦)、江戸全域で猛威を振るった「タチの悪い風邪」で、無敵の谷風はあっさり亡くなってしまった>と紹介した。

 こんなことがあって、江戸っ子は「流感」のことを「タニカゼ」と呼んだのだが、この三段目力士が「令和のタニカゼ」になってしまった。

 「死因」は?

 多くの病院から「治療」を断られたからだろう。

 4月ごろ、多くの日本人が医療機関から「治療拒否」になっていた。

 プロ野球選手やタレント、アナウンサーは特別扱いで、PCR検査を優先的に実施された!と言うのだが。

 「差別」があった。差別された「三段目力士」はコロナの犠牲者になった。

 「命」が選別された医療現場。これを想像すると……複雑な思いだ。

 もう一つ、ショックだったことがある。

 日本経済をけん引するトヨタ自動車は、2021年3月期営業利益は前期と比べ約8割減る見通し!と発表した。

 8割減! まさか?

 普通、経済界のトップは、深刻な事態を認識しても「最悪でも5割減!」という立場を取るものだが……天下のトヨタが8割減!

 これは「日本経済は破滅!」と言ってるようなもどだ。

 当然、企業の「命」の選別される。

 すでに、コロナ関連倒産が2月2件、3月23件、4月84件……西村康稔経済再生担当相は「日本政策投資銀行の大企業向け出資枠は拡大することも考えていきたい」と表明した。早くも「大企業」優先を打ち出している。

 なぜ大企業だけが、支援されるのか?

 大企業は500兆円もの内部留保を抱えているのに。

 まずは中小企業の支援!ではないのか?

 複雑な思いだ。 

 

<何だか分からない今日の名文句> 

天下の「コロナ差別主義」