藤井君、一気呵成の3連勝!「持ち時間」の大切さ知った
5日は王位戦七番勝負第3局。終日、ABEMA中継。
午後7時近くになって「時間の戦い」になった。
持ち時間8時間のうち、7分を残していた木村王位。142手目を指すのにすべての時間を使い切り、あとは一分将棋。
残り2分の藤井挑戦者の方が、ちょっぴり余裕を残していて、結局……147手目。藤井君、飛車を切って香を取り、終局。
一気呵成の3連勝! だが、もしかすると、木村さんにも「勝機」があったように思う。
藤井君も「(矢倉で)早囲いを目指す感じでやろうかなと思っていたんですけど、ちょっとそのあとの手の組み合わせがまずくて、少し序盤は失敗したのかなと思ってました」
「(終盤は)少し寄せにいったところで誤算があって。そのあと、負けにしてしまったのかもしれないな、というふうには思ってました」
と、話している。
将棋には「感想戦」という反省会?があって、この時も、藤井君が「(128手目△3三銀の代わりに)△1三銀打たれたら・・・」と話し、木村さんは「△1三銀! そうなのか・・・。へえ・・・。ここでですか・・・。そうですか・・・。こっちか・・・!」と残念そうだった。
「△1三銀」はコンピュータも出していたから、勝敗は逆だったかも。
藤井君はこれで3連勝。あと1勝で王位のタイトル獲得。となれば史上最年少での二冠達成。そして史上最年少での八段昇段。ドラマだ!
ともかく、将棋は面白い。
今度、生まれたら「将棋記者」になりたいな。
<何だか分からない今日の名文句>
安倍さんの「持ち時間」は?
トランプの「持ち時間」は?
日本の、世界の、地球の、
そして、貴方の「持ち時間」は?