五島美術館 ヤオコー川越美術館。民間の力は大きい!
まだ、大旅行に行く気持ちにはならない。でも、少しは出歩きたい。
で、10日月最初の週末、3日の土曜日は以前から気になっていた五島美術館(東京都世田谷区上野毛)へ。
国宝『源氏物語絵巻』を所蔵することで名高い五島美術館は、東急(東京急行電鉄)を創設した実業家五島慶太の美術コレクション。
セガレが東急関連の会社に勤めているので、一度は拝観しようと思っていた。
「至高の陶芸ー日本・中国・朝鮮」と言う展覧。
「重要文化財 古伊賀水差 銘 破袋」が“重み”があって、素晴らしかった。
五島さんが没した翌年の1960年に、東急を中心に、京浜急行電鉄、小田急電鉄、京王電鉄(当時は京王帝都電鉄)の出資により開館したそうだが、民間のチカラに目を見張る。
金儲けより文化を大事にする。セガレはいい会社に入って、幸せだ。
4日はヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)に。
此処も素晴らしかった。
スーパー「ヤオコー」の創業者、川野トモさんが30年近く前、三栖さんの個展で小さな「コスモスの絵」を買ってきた。
その絵によほど心を動かされたのだろう。毎日、惚れ惚れと見ている。で、息子さんが三栖さんと親しくお付き合いをするようになった。
それが遠で、彼だけの美術館を作った!と言う。
三栖さんは日本洋画壇を代表する画家。トモさんが生まれた埼玉県小川町の近くに、アトリエを構えていた。それが縁。個人の作品だけの美術館は珍しい。
「かもめとキッツォ爺さん」と言う作品が気に入ったので、絵葉書を買った。
建物は建築家・伊東豊雄さんの設計。とてもユニークで、温かい。
近くに行ったら、覗いてみてみたらいい。
コーヒーも美味しかった。(コーヒー付きで500円)
ともかく、少しづつ、動き出すつもりだ。
<何だか分からない今日の名文句>
新型コロナにも負けず
半身麻痺にも負けず
丈夫な体を持ち
欲はなく決して怒らず
いつも静かに笑っている(笑)