コロナ対策「少数派」の生き方……「捕中益気湯」を飲む人たち
「ちょっと良いこと」があった。
忘れていた「日本橋高島屋のクリスマスプレセントの抽選」に当った。賞品は「洗って繰り返し使える水着生地マスク2枚」。
歌舞伎の「三人吉三」のセリフではないが「月もおぼろに白魚の……こいつは春から縁起がいいわえ」
何もかにも「嫌なこと」ばかりだから、つい、嬉しくなる。
13日「毎日フォーラム1月号」が届いた。今回の「牧太郎の令和をちょっぴり古風に!」は、やっぱり「コロナもの」になってしまった。
題して【コロナ対策「少数派」の生き方 まずは“神頼み” 漢方薬の隠れブーム!】
今回、書きたかったのは「隠れた漢方薬ブーム」のことである。
西洋医学の治療・投薬で治らないような疾患・症状には漢方薬が効く!と信じる人たちがいる。(事実、中国の発表では、701人の新型コロナウイルス感染の患者に「清肺排毒湯」という漢方薬を投与したら、93%以上が悪化せずに治癒した!という話もある)
今、漢方の専門家の間で話題になっているのは「重症化予防には補中益気湯(ホチュウエッキトウ)!」。
補中益気湯は胃腸の働きを整えて元気を補う薬。
生命活動の根源的なエネルギーである「気」が不足した「気虚」に用いられる薬。「補中益気湯」の「中」は胃腸を指し、「益気」には「気」を増すという意味らしい。
普段、病み上がり、術後体力低下などに用いられる漢方薬だが「免疫力を増強させる!」という理由で「コロナ予防」で飲んでいる人がいるのだ。
(華奢な方や高齢の方には「人参養栄湯」を勧める漢方医もいる)
事実、漢方薬の効用は江戸の書物に書かれている。文政10年(1827年)の「津軽風」の時は少紫胡湯で治り、安政元年の「アメリカ風」は葛根湯で治った。
なぜ、テレビ、新聞は「漢方薬の隠れたブーム」を取り上げないのか?不思議なくらいだ。
是非、13日「毎日フォーラム1月号」の
【牧太郎の令和をちょっぴり古風に! コロナ対策「少数派」の生き方 まずは“神頼み” 漢方薬の隠れブーム!】を読んでくれ。
<何だか分からない今日の名文句>
老馬は道を知る
道に迷った管仲が老馬を放って、
その後に従うと
やがて進む道が見つかった。
(『韓非子・説林上』)
要するに「亀の甲より年の功」